馬場先御門跡
ばばさきごもんあと
[現在地名]千代田区皇居外苑
馬場先堀と日比谷堀の境に位置し、大名小路と西丸下を結ぶ江戸城内郭門で、枡形・門とも寛永六年(一六二九)築造。古くは往来ができず不明御門と呼称されたが、寛文八年(一六六八)の大火後は往来自由となり、馬場先御門と改称されたという(紫の一本)。門は明暦三年(一六五七)の大火で焼失し、万治三年(一六六〇)再建、さらに明和九年(一七七二)にも焼失し、翌年再建され、安政三年(一八五六)には改築された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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