日本歴史地名大系 「馬場垣内」の解説 馬場垣内ばばがいと 三重県:津市津城下馬場垣内[現在地名]津市船頭町津興・本町岩田(いわた)川の下流河口に近い南岸にあり、岩田橋の東にあたる。寛延(一七四八―五一)頃の「宗国史」には、城外に馬将(ばしよう)館と記される。万治三年(一六六〇)二代藩主藤堂高次に、世子が別邸を設けることを請い、高次はここに観馬館、その南隅に別邸春秋館を作らせた。観馬館は藩主が家臣の調馬を見る所で、通称馬場屋敷と称した(伊勢名勝志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報