日本歴史地名大系 「馬場野村」の解説 馬場野村ばばのむら 福島県：相馬市馬場野村[現在地名]相馬市馬場野宇多（うだ）川の旧流とみられる梅（うめ）川流域の平坦地に位置し、南部は台地をなす。北は大曲（おおまがり）村、西は中野（なかの）村・成田（なりた）村で、中野村から南東に延びる浜街道は、当村と成田村の境を画している。天文七年（一五三八）の段銭古帳に宇多庄のうちとして「はゝのむら」とみえ、段銭一貫四五〇文とある。総士禄高調の文禄二年（一五九三）の項によると、藤田蔵人が六貫九〇五文の采地を有しているが、これは当村と尾浜（おばま）村においてとみられる。正保郷帳では田方二七四石余・畑方五八石余。明暦二年（一六五六）の高八二一石余（相馬藩政史）。 馬場野村ばばのむら 熊本県：上益城郡清和村馬場野村[現在地名]清和村米生（よねお）東は上原（うえのはる）村、西は西原（にしのはる）村と接し、北は大矢（おおや）川を隔てて大河（おおかわ）村と対する。近世は阿蘇郡菅尾手永に属し、「国誌」に高六五石余とあり、「肥集録」に小村として稲生野がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
