馬杉復三(読み)マスギ マタゾウ

20世紀日本人名事典 「馬杉復三」の解説

馬杉 復三
マスギ マタゾウ

大正・昭和期の病理学者 千葉医科大学教授



生年
明治29(1896)年5月

没年
昭和22(1947)年9月5日

出生地
滋賀県大津市

学歴〔年〕
東京帝国大学医学部医学科〔大正10年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
東大緒方知三郎教授の下で病理学専攻。大正14年欧州留学、昭和2年千葉医科大教授。“馬杉腎炎”と呼ばれる腎炎の研究で世界的に知られる。14年以来病を得、19年千葉医大を退官、一時21年順天堂医専、東京医専各教授を務めた。著書に「結核病理アレルギー」「腎炎その他の研究」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「馬杉復三」の解説

馬杉復三 ますぎ-またぞう

1896-1947 大正-昭和時代の病理学者。
明治29年5月生まれ。ヨーロッパ留学後,昭和2年千葉医大教授。のち順天堂医専,東京医専の教授。実験動物に抗腎血清を投与して腎炎をおこさせ,アレルギーによる腎炎の発症をあきらかにした「馬杉腎炎」で知られる。昭和22年9月5日死去。52歳。滋賀県出身。東京帝大卒。旧姓望月

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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