馬込川(読み)まごめがわ

日本歴史地名大系 「馬込川」の解説

馬込川
まごめがわ

天竜川が形成した平野の西部、浜北市の中央、浜松市の中央やや東寄りを南流する二級河川。本村ほんむら川合流点から遠州灘までの流程二三キロ余。近世初頭までは天竜川の本流の一。近世にはほぼ長上ながのかみ郡と敷知ふち郡の郡境をなしていた。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図は豊田とよだ鹿島かじま(現天竜市)付近で天竜川と分れる河道を描く。この河道は同郡本沢ほんざわ(現浜北市)付近で二筋に分岐し、東側の川筋は同郡羽鳥はとり村付近で天竜川に合流し、西側の川筋は馬込川として浜松城下の東を通り、敷知郡中田島なかたじま村地先でほう川と合流し遠州灘に注ぐ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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