精選版 日本国語大辞典 「駑」の意味・読み・例文・類語 ど【駑】 〘 名詞 〙① にぶい馬。のろい馬。駑馬。[初出の実例]「居士亦駑なり。〈略〉独奈ん、天下驥無き」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)[その他の文献]〔楚辞‐七諫・謬諫〕② 転じて、にぶく愚かなこと。劣っていること。また、その人。のろま。〔史記‐廉頗藺相如伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「駑」の読み・字形・画数・意味 駑15画 [字音] ド[字訓] のろ・のろい・おろか[字形] 形声声符は奴(ど)。奴に拙才の意がある。〔広雅、釈言〕に「駘(たい)なり」とあって、駄馬をいう。また人の魯鈍なものをいう。[訓義]1. のろ、にぶいうま、駄馬。2. のろい、おろか、おろかしい。[古辞書の訓]〔名義抄〕駑 オソシ・オソウマ・ヨワシ[語系]駑na、駘・dは声義近く、駘は〔説文〕十上に「馬の銜(くつわ)、するなり」とするが、駑馬の意。(だい)十二下に「遲鈍なり」とあって、すべて下材をいう語である。[熟語]駑闇▶・駑鉛▶・駑下▶・駑緩▶・駑頑▶・駑驥▶・駑朽▶・駑牛▶・駑怯▶・駑愚▶・駑蹇▶・駑才▶・駑材▶・駑散▶・駑弱▶・駑駿▶・駑拙▶・駑駘▶・駑鈍▶・駑馬▶・駑良▶・駑▶・駑劣▶・駑猥▶[下接語]鉛駑・棄駑・愚駑・策駑・罷駑・良駑・駑 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報