駑駘(読み)どたい

精選版 日本国語大辞典 「駑駘」の意味・読み・例文・類語

ど‐たい【駑駘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「駑」「駘」はともに鈍い馬の意。「どだい」とも )
  2. 鈍い馬。下等な馬。駄馬
    1. [初出の実例]「駑駘晩路夢熊羆、三十年来一鼻児」(出典:扶桑集(995‐999頃)七・哭児通朗〈都良香〉)
    2. 「駿蹄の千里に馳も、駑駘の咫尺に蹇も、志の行程は至る処たがはず」(出典:海道記(1223頃)極楽西方に非ず)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐九弁〕
  3. 転じて、劣った才、また、その人をたとえていう。おろか者。駑才鈍才
    1. [初出の実例]「聖経豈易学、駑駘苦脩程、中間罹疾病、形迹乖素誠」(出典:黄葉夕陽邨舎詩前編(1812)一・寄肥後藪先生)
    2. [その他の文献]〔晉書‐荀崧伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「駑駘」の読み・字形・画数・意味

【駑駘】どたい

駄馬。

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