駒越町(読み)こまごしまち

日本歴史地名大系 「駒越町」の解説

駒越町
こまごしまち

[現在地名]弘前市駒越町

城の西側に位置し、西大工にしだいく町から岩木川河原に至る東西の道筋町並。北は平岡ひらおか町に接する。町内を大久保おおくぼ堰が流れる。

延宝五年(一六七七)弘前惣御絵図(市立弘前図書館蔵)には、岩木川に至る賀田よした道が設けられ、町名は記されないが、道沿いに五〇軒の屋敷割がある。延宝二年と天和二年(一六八二)の岩木川掘替工事により、「津軽歴代記類」によれば、貞享元年(一六八四)三月「西大工町近辺之川原地、悉く町割となり、駒越村迄引続、追々数千戸を取立候」とあり、岩木川までの町割が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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