日本歴史地名大系 「駒込高林寺門前」の解説 駒込高林寺門前こまごめこうりんじもんぜん 東京都:文京区旧本郷区地区駒込高林寺門前[現在地名]文京区向丘(むこうがおか)二丁目・本駒込(ほんこまごめ)三丁目駒込浅嘉(こまごめあさか)町の北に位置し、日光御成道に面した片側町の門前町屋。東は高林寺を挟んで蓮光(れんこう)寺・寄合戸田阿波守下屋敷、西は駒込浅嘉町、北は円林寺境内。町域は二ヵ所に分れ、一ヵ所は東西一三―一八間、南北三四間余―四一間、もう一ヵ所は南北三二―四二間余、東西一七間余―二二間余、総坪数は一千三一四坪であった。麟祥(りんしよう)院領駒込村の百姓地であったが、明暦三年(一六五七)の大火後に御茶の水より高林寺とともに当地に移転し、寛文年間(一六六一―七三)に町屋を許可され、延享二年(一七四五)に人別が町奉行支配となった(「寺社備考」・文政町方書上)。文政一〇年(一八二七)の家数四〇で、うち家持一〇・家主一・地借一一・店借一八。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by