駒迎(読み)こまむかえ

精選版 日本国語大辞典 「駒迎」の意味・読み・例文・類語

こま‐むかえ ‥むかへ【駒迎】

〘名〙 平安時代以降、駒牽(こまひき)の時、諸国から貢進される馬を馬寮(めりょう)使いが、近江滋賀県)の逢坂の関まで迎えに出たこと。毎年八月中旬に行なわれた。こまむかい。近世には駒牽全体を指す語として用いられた。《季・秋》
貫之集(945頃)一「八月駒迎 逢坂のせきのしみづにかげ見えて今やひくらむ望月の駒」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android