精選版 日本国語大辞典 「骨無」の意味・読み・例文・類語 ほね‐なし【骨無】 〘 名詞 〙① あたかも身体を支える骨がないように、姿勢を保つことができない状態。特に、支持筋の筋力低下ないし麻痺(まひ)を示す疾患、すなわち、先天性筋無緊張症、進行性筋萎縮症、筋無力症、多発性神経炎など。[初出の実例]「身体軟弱にして之を抱くに、頭傾き、或は垂れて正しきことを得ず、骨の無きやうに見ゆるゆゑ、俗にほねなしと云ふ」(出典:内科秘録(1864)一三)② 気骨・節操・主義など、自分を強く支え貫くようなものをもたないこと。また、その人。[初出の実例]「我ながらおぼつかなしや骨なしの何を力に世をわたるらん」(出典:三十二番職人歌合(1494頃)一八番) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例