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骨盤底筋 コツバンテイキン

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デジタル大辞泉の解説

こつばん‐ていきん【骨盤底筋】

骨盤の底にあって膀胱や直腸などを支えている筋肉の総称。尿道・肛門などを締める役割も果たし、筋力が低下すると失禁が起こりやすくなる。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

骨盤底筋
こつばんていきん

骨盤の底部にハンモックのような状態で位置し、子宮や膀胱(ぼうこう)および腸などの内部臓器を支える役割を果たす筋肉(骨格筋)群。骨盤底筋群と総称される。肛門(こうもん)挙筋、会陰(えいん)横筋、球海綿体筋(膣(ちつ)括約筋)、外肛門括約筋、外尿道括約筋、坐骨(ざこつ)海綿体筋などで構成され、肛門挙筋はさらに腸骨尾骨筋、恥骨尾骨筋、恥骨直腸筋からなっている。これらは尿や便の排泄(はいせつ)にかかわると同時に、膀胱や尿道および膣、肛門を引き締め、尿漏れや便漏れを予防する役割を果たしている。
 中年以降の女性に尿漏れの訴えが多いのは、加齢に加えて出産や肥満などが原因となり、骨盤底筋が衰えて緩みがちになるためである。骨盤底筋が緩むことにより、膀胱や尿道、肛門を引き締めることができなくなり、出口が開きやすくなって漏れが生ずる。また、座った姿勢で同じ作業を繰り返す人も骨盤底筋が緩みがちとなる。症状としては尿漏れ(失禁)や頻尿などのほかに、腰痛や生理痛を伴うこともある。骨盤底筋を鍛えることにより、尿漏れを予防することができるほか、軽微な尿漏れが改善され、こうした症状の軽減効果もみられる。骨盤底筋の鍛錬方法として、さまざまな姿勢をとって肛門と膣をゆっくり締めたり緩めたりすることを繰り返す骨盤底筋体操が考案されている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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