ざ‐こつ【坐骨・座骨】
- 〘 名詞 〙 ( 椅子に腰をおろしたとき、椅子の面に接する骨の意から ) 腰部にある寛骨の下半部を占める骨。坐骨体と坐骨枝に分かれ、腸骨・恥骨と癒合(ゆごう)して寛骨をつくる。〔医語類聚(1872)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
坐骨
ざこつ
ischium
仙骨,尾骨とともに骨盤を形成している。寛骨の後下部を構成する骨で,すわるとき椅子に接する部分をいう。坐骨は腸骨,恥骨と融合して寛骨を構成している。寛骨臼 (大腿骨の骨頭が入って股関節を形づくる部分) の一部を形成する坐骨体とその下方の坐骨枝から成り,寛骨の下方に開いている閉鎖孔を後方および下方から囲んでいる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の坐骨の言及
【骨盤】より
… 四足動物になると,後肢が地上で体を支えることと関連して腰の骨格ががんじょうになった。そしてかならず腸骨・恥骨・坐(座)骨という3種の骨が片側の骨盤(これを寛骨という)を構成するようになる。寛骨の背方部は腸骨,腹方前部は恥骨,腹方後部は坐骨で占められ,中央部でこれら3骨が合するところの外側面に深いくぼみ(寛骨臼)があって,ここに後肢の基部骨格である大腿骨の骨端がはまりこんで関節する。…
※「坐骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 