髄膜炎菌(読み)ずいまくえんきん(その他表記)Neisseria meningitidis; meningococcus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「髄膜炎菌」の意味・わかりやすい解説

髄膜炎菌
ずいまくえんきん
Neisseria meningitidis; meningococcus

オーストラリア病理学者 A.ワイクセルバウム (1845~1920) が 1887年に髄膜炎患者から初めて分離したグラム陰性の双球菌個々細胞直径は 0.6~0.8μmで,一般にコーヒー豆あるいは腎臓を2つ並べたような配列をしている。髄膜炎患者の髄液から通常,好中球の細胞質内に貪食された形で検出されるが,健康者の咽喉部にも存在することがある。流行性脳脊髄膜炎の 70%はこの菌によって起る。

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世界大百科事典(旧版)内の髄膜炎菌の言及

【髄膜炎】より

…一般的治療としては,安静にし輸液などで十分な水分・栄養を補い,高熱や痙攣に対しては対症的に解熱剤や抗痙攣剤を用いる。
[急性化膿性髄膜炎acute purulent meningitis]
 とくに髄膜炎菌Neisseria meningitidisによるものが最も多く約30%を占めるが,インフルエンザ菌(18%),肺炎球菌(16%),黄色ブドウ球菌,A群溶連菌,大腸菌などによっても起こる。髄液は混濁あるいは膿性で,多形核細胞が著しく増加する。…

【流行性髄膜炎】より

…髄膜炎菌Neisseria meningitidisによる急性の髄膜炎。日本では法定伝染病の一つであり,法的には流行性脳脊髄膜炎といわれる。…

※「髄膜炎菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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