高マグネシア安山岩(読み)こうマグネシアあんざんがん(その他表記)high magnesian andesite

最新 地学事典 「高マグネシア安山岩」の解説

こうマグネシアあんざんがん
高マグネシア安山岩

high-Mg andesite

玄武岩と同じかそれ以上のMgO(6%以上)をもつ安山岩。1975年以降使われるようになった用語海洋性島弧オフィオライトに産するボニナイトほか,活動的大陸縁辺部火山岩には,多くの高マグネシア安山岩(サヌキトイド)が知られる。かんらん岩の含水下での溶融,低圧下におけるかんらん岩とマグマとの反応,高MgOマグマによる高SiO2物質の混合同化などが成因と考えられている。

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参照項目:初生安山岩マグマ

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関連語 白木

岩石学辞典 「高マグネシア安山岩」の解説

高マグネシア安山岩

カルクアルカリ岩系の安山岩の中でMgOに著しく富むもの[周藤,小山内 : 2002].

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世界大百科事典(旧版)内の高マグネシア安山岩の言及

【サヌカイト】より

…この岩石の化学組成はマグネシウム対鉄の比(Mg/Fe比)が異常に大きい特徴があり,その一部は上部マントルの水を含んだカンラン岩が部分溶融してできたマグマが,直接上昇固結したためにできたとされている。同様の特徴をもつ岩石は小笠原諸島やパプア・ニューギニアなどにも知られ,一括して高マグネシア安山岩と呼ばれて,1970年代の火成岩成因論争上注目された岩石である。板状節理に沿って割った岩片をたたくと澄んだ音がするため,香川県ではカンカン石の名でみやげ品としている。…

※「高マグネシア安山岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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