高やか(読み)タカヤカ

デジタル大辞泉 「高やか」の意味・読み・例文・類語

たか‐やか【高やか】

[形動ナリ]
物の丈や高さなどがいかにも高く感じられるさま。
「―なる萩につけて」〈夕顔
声や音などがいかにも大きく感じられるさま。
御車うちより、―に神楽歌うたはせ給ひしは」〈大鏡伊尹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高やか」の意味・読み・例文・類語

たか‐やか【高やか】

〘形動〙 (「やか」は接尾語)
① 物の丈(たけ)や高さがいかにも高いさま。たかだかとしたさま。
源氏(1001‐14頃)夕顔「たかやかなる荻につけて、しのびてとのたまへれど」
② 声や音などがいかにも大きいさま。また、傍若無人に声をあげるさま。
蜻蛉(974頃)中「はた高やかに、絵にもかき、心ちのあまりにいひにもいひて」

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