高仙城跡
こうぜじようあと
[現在地名]菊間町種 東山
種川の上流、海岸より二・五キロ、標高二四八・三メートルの高仙山の山頂にある。山容は端正で菊間町全域と北条市一帯を一望に収める。山頂は二段に削平され、石塁、堀や井戸の跡を残す典型的山城である。
明応四年(一四九五)に遍照院へ寺領を寄進している得居通敦は高仙山城主であったといわれている(遍照院文書)。しかし「河野家譜」では高畝(高仙)城主は河野教通の子通生で、通生を池原氏の祖としている。以降、代々池原氏が居城している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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