デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高取八蔵」の解説 高取八蔵 たかとり-はちぞう ?-1654 朝鮮の陶工。朝鮮名は八山。文禄(ぶんろく)元年黒田長政の家臣につれられて来日。慶長(けいちょう)5年以後,筑前(ちくぜん)(福岡県)の鷹取山麓の永満寺宅間で窯をひらき,高取焼をはじめる。のち内ケ磯窯,山田窯,白旗山窯をひらき,また京都で小堀遠州から茶器製作の指導をうけた。承応(じょうおう)3年8月18日死去。名は重貞。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の高取八蔵の言及 【高取焼】より …福岡県の陶器。開窯は,領主黒田長政あるいは加藤清正に従って渡来した朝鮮の陶工八山(日本名は高取八蔵)によるとされている。黒田家が筑前に入部するのは1600年(慶長5)であり,築窯はこの直後のことと推測されている。… ※「高取八蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by