高台寺跡(読み)こうだいじあと

日本歴史地名大系 「高台寺跡」の解説

高台寺跡
こうだいじあと

[現在地名]安芸市井ノ口 高台寺

妙見みようけん山の麓にあった寺で、龍昇山と号し曹洞宗黒鳥くろどり浄貞じようてい寺末で本尊阿弥陀如来創建は明らかでないが、天正一七年(一五八九)の安喜庄地検帳に黒鳥村に高台寺として「寺中堂識等杖除也 本尊無量寿仏」と記され、一反一一代一歩とある。また別に寺領九反余もみえる。「南路志」には、もと真言宗であったが寛文三年(一六六三)浄貞寺八世快室が隠居寺として以来禅宗に転じたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android