高堂城跡(読み)たかとうじようあと

日本歴史地名大系 「高堂城跡」の解説

高堂城跡
たかとうじようあと

[現在地名]国府町瓜巣 井口

瓜巣うりす北方、約二〇〇メートルの山稜にある。中世には名張なばり村にあった広瀬ひろせ(田中城)とともに国侍広瀬氏の居城であった。「飛州志」には鎮守府将軍藤原利仁の後裔広瀬左近将監利治が築き、その子孫広瀬山城守宗域・兵庫守宗直が住んだという。天正一二年(一五八四)京極氏被官三木自綱に攻められ、翌一三年金森長近が三木氏を攻略するに及んで廃城となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android