高増村（読み）たかますむら

日本歴史地名大系

高増村
たかますむら

• 青森県：北津軽郡
• 板柳町
• 高増村

[現在地名]板柳町高増

村中を柏木（かしわぎ）堰が貫流する。東は常海橋（じようかいばし）村、西は五幾形（ごきがた）村、南は大俵（おおだわら）村、北は柏木村に接する。

貞享元年（一六八四）の郷村帳に高増村六九五石とあり、寛文四年（一六六四）以後の新田とされる。貞享四年の検地帳に田方一一一町八反六畝二一歩、畑方一一町三反五畝一三歩、田畑屋敷合せて一二三町二反二畝四歩、村高一七一八・六七八石、百姓五二人、漆木五本と記す。「平山日記」は元和―寛永年間（一六一五―四四）から開発された三千石遣一四ヵ村の一つとみており、元禄三年（一六九〇）には柏木組に属し、村位は中であったが、享保五年（一七二〇）下となったと記す。天保五年（一八三四）の郷村帳によれば、天明八年（一七八八）に一七一石、寛政八年（一七九六）に三二石の新田高が書上げられている。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」