日本歴史地名大系 「高天彦神社」の解説 高天彦神社たかまひこじんじや 奈良県:御所市北窪村・西北窪村高天彦神社[現在地名]御所市大字北窪小字灯明金剛(こんごう)山東麓、北窪孫十郎(きたくぼまごじゆうろう)方に鎮座。「延喜式」神名帳葛上(かつじよう)郡の「高天彦神社名神大、月次相嘗新嘗」に比定。旧村社。高皇産霊(たかみむすび)神・市杵島姫(いちきしまひめ)命・菅原道真を祀る。高天彦神は高皇産霊神の別称で、金剛山別当葛城家の祖神という。古来、背後の白雲(しらくも)峰(六九四メートル)を神体とし、山嶺を灯明松という。式内高天彦神社は宝亀一〇年(七七九)大和国に神戸四戸をあてられ(新抄格勅符抄)、延暦二五年(八〇六)四月二六日、井上内親王の願により四時幣帛にあずかり(日本後紀)、天安三年(八五九)一月二七日、従二位に叙せられた(三代実録)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by