高山神社
たかやまじんじや
[現在地名]南郷村島守 北向
島守の中心集落の北西、標高約一八〇メートルの山頂に位置する。祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命で、旧村社。明治初年まで高山の正観音として信仰を集めていたが、廃仏毀釈により廃され、旧新山神社が改祭されて現社名となった(新撰陸奥国誌)。寛文五年(一六六五)の無量院の御立願状(常泉院文書)に「一嶋森高山観音 右同断ニ御座候事」とある。寛保三年(一七四三)の「奥州南部糠部順礼次第全」には「嶋森之高山ノ正観音」とあり、糠部三十三観音の第四番札所とされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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