事典 日本の地域ブランド・名産品 「高島扇骨」の解説
高島扇骨[工芸用具・工芸材料]
たかしませんこつ
高島市で製作されている。扇骨とは扇子の骨(扇子の紙以外)の部分のこと。江戸時代、安曇川の堤防に生えている真竹を利用したことに始まる。国産の竹製扇骨のほとんどがつくられている。材料として用いる竹材の選定から仕上げまで30工程以上。複雑な手作業がおこなわれている。完成した高島扇骨は京都へ出荷され、京都で絵付けされた和紙を貼って京扇子という名で全国に販売される。近年、滋賀県でも大津絵や近江八景など郷土色豊かな絵柄で和紙を貼り、近江扇子として仕上げられる。滋賀県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報