高島秋帆墓(読み)たかしましゅうはんのはか

国指定史跡ガイド 「高島秋帆墓」の解説

たかしましゅうはんのはか【高島秋帆墓】


東京都文京区向丘にある江戸時代末期の砲術家高島秋帆の墓。大圓寺に所在し、墓所は柵で囲まれ、秋帆の墓を中心に、コの字形に6基の一族縁者の墓石が配置されており、1943年(昭和18)に国の史跡に指定された。秋帆は1798年(寛政10)、長崎に生まれ、出島のオランダ人から西洋砲術を学び、彼の習得した砲術は「高島流砲術」と呼ばれた。アヘン戦争で清国が大敗すると、天保上書を幕府上申、砲術技術の変革を唱え、西洋式軍事技術の導入を説いた。その後、幕府守旧派の策謀により投獄されるが、ペリー来航をきっかけに放免され、鉄砲鋳造などに従事し、幕府の軍事に貢献、1866年(慶応2)に69歳で没した。都営地下鉄三田線白山駅から徒歩約5分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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