高崎郷(読み)たかさきごう

日本歴史地名大系 「高崎郷」の解説

高崎郷
たかさきごう

鹿児島藩の近世外城の一つ。諸県郡に所在し、大牟田おおむた村・前田まえだ村・縄瀬なわぜ村からなる(「三州御治世要覧」など)諸郷地頭系図によれば、前記三ヵ村は江戸初期には高原たかはる郷に所属していたが、延宝八年(一六八〇)一二月二九日鹿児島藩の命によって新設された高崎郷に編入され、初代地頭として村尾源左衛門重栄が赴任した。高原郷からの分離および外城設置の作業は翌九年五月に行われ、高崎衆中は九三ヵ所の屋敷を割当てられた(「古記」鹿児島大学附属図書館蔵玉里文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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