高木山城跡(読み)たかぎやまじようあと

日本歴史地名大系 「高木山城跡」の解説

高木山城跡
たかぎやまじようあと

[現在地名]本郷町下北方

かやいちの北側に連なる丘陵の西端、比高十数メートルの舌状部を削平して構築され、西に横見よこみ廃寺跡がある。当地方の開発領主沼田氏の本拠と伝える。

平家物語」巻九(六ケ度軍)に「能登守讃岐の八嶋へわたり給ふと聞えしかば、河野四郎通信、安芸国住人沼田次郎は母方叔父なりければ、ひとつにならんとて、安芸国へをしわたる。能登守是をきゝ、やがて讃岐八嶋をいでておはれけるが、すでに備後国蓑嶋にかゝツて、次日、沼田城へよせ給ふ。沼田次郎・河野四郎ひとつになツてふせきたゝかふ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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