高来別符(読み)たくべふ

日本歴史地名大系 「高来別符」の解説

高来別符
たくべふ

「宇佐大鏡」に康和四年(一一〇二)六月の大江匡房寄進状がある。

<資料は省略されています>

当時宇佐宮社領で「半不輸」の地であった。これはのちに別府べふと称される。現東多久町大字別府一帯である。


高来別符
たかくべふ

古代の史料にみえる高来郡内の別符。康和三年(一一〇一)一〇月三日の大宰府政所牒写(宇佐大鏡)に「肥前国字高来別符」とみえ、本来は大宰府領であったが、大宰帥であった大江匡房が豊前宇佐宮のうちに建立した新法華三昧ほつけさんまい堂の仏餉灯油料所として寄進された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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