20世紀日本人名事典 「高橋展子」の解説
高橋 展子
タカハシ ノブコ
昭和期の評論家 元・女性職業財団会長;元・駐デンマーク大使。
- 生年
- 大正5(1916)年4月19日
- 没年
- 平成2(1990)年9月25日
- 出生地
- 旧満州・新京(現・長春市)
- 学歴〔年〕
- 東京女子大学文理学部英語科〔昭和12年〕卒,早稲田大学社会学科卒
- 主な受賞名〔年〕
- デンマーク王国グランド・クロス章〔昭和56年〕,勲二等宝冠章〔昭和61年〕
- 経歴
- 戦後、GHQに勤めたあと、昭和22年労働省に入省、40年婦人少年局長に就任。51年から2年間、ILO本部の事務局長補(在ジュネーブ)、54年東京女子大学講師、55年から3年半駐デンマーク大使(女性大使第1号)を務め、キャリア・ウーマンの花形と喧伝される。この間、第33回国連総会の日本代表、国連婦人の十年世界会議(コペンハーゲン)日本政府首席代表、ESCAP婦人会議議長などに選任されたほか国連、ILO関係の多くの国際会議、セミナーに参加。61年4月〜平成元年5月女性職業財団会長。昭和62年から横浜女性協会理事長。ほかに法政大学・立教大学の各講師、著述、評論活動、各種審議会委員など幅広く活躍。著書に「勤労青少年福祉法の解説」「ジュネーブ日記」「デンマーク日記」「私の英語修行」「世界経済における女性」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報