高橋揆一郎(読み)タカハシキイチロウ

デジタル大辞泉 「高橋揆一郎」の意味・読み・例文・類語

たかはし‐きいちろう〔‐キイチラウ〕【高橋揆一郎】

[1928~2007]小説家北海道の生まれ。本名良雄。住友石炭鉱業退社後、執筆専念。「伸予」で芥川賞受賞。他に「ぽぷらと軍神」「友子」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋揆一郎」の解説

高橋揆一郎 たかはし-きいちろう

1928-2007 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和3年4月10日生まれ。昭和23年住友石炭鉱業に入社,45年退社して同人誌「くりま」にくわわり,執筆に専念。48年「ぽぷらと軍神」で文学界新人賞,53年「伸予」で芥川賞,平成4年「友子」で新田次郎文学賞。郷里北海道にとどまって,生活者への共感を作品化しつづけた。平成19年1月31日死去。78歳。札幌師範中退。本名は良雄。

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百科事典マイペディア 「高橋揆一郎」の意味・わかりやすい解説

高橋揆一郎【たかはしきいちろう】

小説家。本名良雄。北海道生れ。札幌師範学校中退。小学校代用教員,住友石炭鉱業勤務を経てイラストレーターとなる。処女作《すかんぽ》は北海道新聞文学賞最終候補に残る。1973年《ぽぷらと軍神》で文学界新人賞受賞。《清吉の暦》,北海道新聞賞を受賞した《観音力疾走》,《日蔭椅子》が芥川賞候補になり,《伸予》が第79回の受賞作品となった。

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