良雄(読み)りょうゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良雄」の解説

良雄 りょうゆう

1778-1839 江戸時代後期の僧。
安永7年生まれ。越前(えちぜん)(福井県)の人。真宗大谷派。深励(じんれい)に師事し,京都にでて顕教密教をまなび,梵文(ぼんぶん)を研究する。文化10年帰郷して南条郡金粕の憶念寺再興。のち東本願寺の高倉学寮の寮司となり,擬講にすすんだ。天保(てんぽう)10年7月20日死去。62歳。字(あざな)は徳母,金洲。号は仏行房。著作に「浄土見聞集講義」など。

良雄 りょうおう

1746-1815 江戸時代中期-後期の僧。
延享3年生まれ。真言宗薩摩(さつま)(鹿児島県)興全寺で出家。京都智積(ちしゃく)院でまなび,文化3年謙順の命により下野(しもつけ)(栃木県)満願寺住職となる。声明(しょうみょう)にすぐれ,書もよくした。文化12年死去。70歳。薩摩出身。俗姓橋口。字(あざな)は浩然。号は如蠖(にょかく),穆如(ぼくにょ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android