高洲山(読み)こうのすさん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高洲山」の意味・わかりやすい解説

高洲山
こうのすさん

石川県輪島市(わじまし)にある山。奥能登丘陵(おくのときゅうりょう)に属し、海岸より2キロメートル内部にある。標高567メートルで、奥能登最高の山。「こうしゅうざん」ともいう。安山岩凝灰岩、玄武岩などからなり、山頂には亜高山性植物、ブナ林分布。山頂は眺望に優れ、立山(たてやま)、白山(はくさん)、舳倉島(へぐらじま)がみられ、航空自衛隊のレーダー基地があり、自動車で登れる。凝灰岩類の山地地すべりをおこし、防止工事が施されている。能登半島国定公園域。輪島駅から高洲山口までバスがある。

[矢ヶ崎孝雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高洲山の言及

【能登半島】より

…南部には南端の宝達山(637m)を最高峰に,修験道で有名な北端の石動(いするぎ)山(556m)にかけて南西~北東に宝達丘陵が走り,北部には大きく弧を描きながら奥能登丘陵がのびる。奥能登丘陵は標高300~400mの定高性をもつ丘陵で,最高峰の高洲(こうのす)山(567m)をはじめ宝立(ほうりゆう)山(469m),桑塚山(408m)などが残丘状に丘陵面からそびえている。また比較的開析がすすみ,水田化された開析谷が丘陵を深く刻んでいる。…

※「高洲山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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