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舳倉島 へぐらじま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

舳倉島
へぐらじま

石川県能登半島,輪島港の北方海上約 48kmにある日本海の島。輪島市に属する。安山岩から成る海食台地で,最高点 12.4m。西岸は断崖をなすが,東岸には礫浜があり,集落と港が立地。土壌が薄いため樹木はないが,地下水は豊富。夏季に輪島市海士 (あま) 町の漁民が移住し,潜水してアワビサザエテングサなどを採取する。季節的移住「島渡り」を行うため,居住者数の差が大きい。1年を通して定期船便もあって観光客が多い。面積 0.55km2。人口 164 (2000) 。

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デジタル大辞泉の解説

へぐら‐じま【舳倉島】

石川県輪島市の沖合約50キロにある島。アワビ・サザエ・テングサなどの漁場。夏季に海女が移住する風習で知られた。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

舳倉島【へぐらじま】

石川県輪島市に属し,同市北方約50kmにある周囲約6kmの島。弥生時代前期をはじめ平安時代にかけての遺跡があり,大伴家持の歌に〈沖つ島〉と詠まれている。江戸時代には網漁に対して島役銀を納めていた。
→関連項目輪島[市]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

へぐらじま【舳倉島】

石川県能登半島の輪島市の北方約50kmの海上に浮かぶ小島。島の形は長楕円状で,面積1.15km2。最高点は標高12.5mの低平な安山岩でできた島で,出入りの複雑な岩礁海岸をもつ。島の南東側に集落があり,これまで輪島市海士(あま)町および鳳至(ふげし)町の漁民が夏季の漁業のための季節移住をすることで知られていたが,近年は常住する漁家が増え,現在では約60戸にのぼっている。漁業は海女の潜水漁業が主体でアワビ,サザエ,海藻類を漁獲する。

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大辞林 第三版の解説

へぐらじま【舳倉島】

石川県輪島市北方の小島。付近は岩礁が多く、アワビ・サザエ・テングサなどを産する。

出典|三省堂
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日本の地名がわかる事典の解説

〔石川県〕舳倉島(へぐらじま)


石川県能登(のと)半島の北約48kmの日本海にある島。面積1.0km2。輪島(わじま)市に属する。付近は岩礁が多く、アワビ・サザエ・海藻類の好漁場。夏季に輪島市海士(あま)町から漁民が季節移住し、人口の季節変化が激しい。輪島港から定期船がある。

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

舳倉島
へぐらじま

石川県輪島(わじま)市に属す島で、能登(のと)半島輪島港の北方49キロメートルの日本海にある。東経136度55分50秒、北緯37度51分8秒に位置し、面積0.55平方キロメートル、周囲5.1キロメートルで長卵形をなす。人口144(2009)。紫蘇(しそ)輝石安山岩の溶岩流からなる低平な島で、最高所(12.4メートル)に灯台が建つ。冬の季節風は強いが積雪はなく、北西側は断崖(だんがい)をなすが、風下の南東側の一部に砂浜があり、集落や舳倉港がある。ススキ、メダケの草原が広く、樹木は少ないが、南方系、北方系両方の植物がみられ、松の植林が行われる。近海は岩礁が広く、魚貝類、海藻類が豊富である。『今昔(こんじゃく)物語集』の猫ノ島(ねこのしま)はこの島といわれ、奥津(おくつ)島ともいった。住民は筑前(ちくぜん)宗像(むなかた)郡鐘崎(かねがさき)(現、福岡県宗像市)から移動してきたと伝えられ、加賀藩主から輪島の海士町(あままち)に居所を与えられた。海士町の漁民は夏八十八夜ごろ「島渡り」し、海女(あま)は潜水してアワビ、サザエ、海藻類をとり、11月に海士町に帰った。このあと灘回(なだまわ)りと称し船で能登の農村を回り、糠(ぬか)漬けのイワシなどを米と交換した。いまもこの風習が残っている。小・中学校の分校、保育所、診療所などもある。また防風のため石垣で囲った奥津比(おきつひめ)神社や、竜神ヶ池、深湾洞(ふかわんどう)、築島(つきじま)などがあり、能登半島国定公園域。輪島港から定期船で1時間30分を要する。[矢ヶ崎孝雄]
『『舳倉島・七ツ島』(1961・北国新聞社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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