高浜城跡(読み)たかはまじようあと

日本歴史地名大系 「高浜城跡」の解説

高浜城跡
たかはまじようあと

[現在地名]高浜町事代

高浜の中央部、海に向かって突出する二つの小半島を囲む地域、通称城山しろやまにある。現在は公園化されまったく旧態をとどめないが、北・東・西の三方を海に囲まれ、水城の形態を示す。海に向かって左方の山が主郭にあたり、平地には二の丸・三の丸の字名が残る。字三の丸には堀跡があったと伝え、城の規模は小浜城に匹敵するものであったと推測される。高浜記録(常田家文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、砕導山さいちやま城落城後の永禄八年(一五六五)逸見駿河守昌経によって築城され、以降京極氏の時代まで存続したことを伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android