高話(読み)タカバナシ

デジタル大辞泉 「高話」の意味・読み・例文・類語

たか‐ばなし【高話】

[名](スル)大きな声で話をすること。また、その話。
船頭が―する聞馴れぬ埃及エジプト語には」〈荷風・ふらんす物語

こう‐わ〔カウ‐〕【高話】

他人を敬って、その話をいう語。「御高話を拝聴する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高話」の意味・読み・例文・類語

こう‐わカウ‥【高話】

  1. 〘 名詞 〙 りっぱな話。高尚な話。また、他人を敬って、その話をいう語。
    1. [初出の実例]「得拝顔種々御高話拝聴仕候よし」(出典:宮部鼎蔵宛吉田松陰書簡‐嘉永六年(1853)六月一六日)
    2. [その他の文献]〔儲光羲‐同王十三維偶然作詩〕

たか‐ばなし【高話】

  1. 〘 名詞 〙 大声で話をすること。また、その話。
    1. [初出の実例]「酒をのうで、高ばなしをしたそばあたりに、人もなげにしたぞ」(出典:玉塵抄(1563)二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android