高野地村(読み)たかのじむら

日本歴史地名大系 「高野地村」の解説

高野地村
たかのじむら

[現在地名]八幡浜市高野地

北東に鞍掛山(六二九メートル)などの山地がある山村。北は日土ひづち村、西は北茅きたかや村・津羽井つばい村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「高野地村 茅山有」と記される。宇和島藩領。寛文検地に際し今長谷いまばせ村と統合され、今長谷村庄屋の支配となった(大成郡録)

太閤検地石高は一五五石、耕地面積の比率は田四三パーセント、畑五七パーセントであったが、寛文検地では石高が一・七倍に増加し、田二三パーセント、畑七七パーセントの比率に変化している。「墅截」による村柄は「中」、耕地は田畑ともに「中」、水掛りは「吉」。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android