高麗橋三丁目(読み)こうらいばしさんちようめ

日本歴史地名大系 「高麗橋三丁目」の解説

高麗橋三丁目
こうらいばしさんちようめ

[現在地名]東区高麗橋三丁目

中橋なかばし筋を境に高麗橋二丁目の西にある。町名は明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図にみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数二七・役数四一役で、うち年寄分・会所分各一役が無役。年寄は苧屋三右衛門。安政三年(一八五六)には屋敷数三一・役数四一役でうち年寄分一役・会所分一役半が無役(同年「水帳」大阪市立中央図書館蔵)。明治二年(一八六九)には竈数八七で人数は三六八、うち下人五七・下女五七。家持は一二軒で人数九三。三井両替店は支配人越後屋与三次郎と下人一六人(同年「家持借家人別判形帳」大阪大学経済学部蔵)。宗旨組合は高麗橋一丁目に同じ。町内には火の見梯子があった(国立史料館蔵土屋家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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