高麗歌謡(読み)こうらいかよう(その他表記)koryǒ kayo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高麗歌謡」の意味・わかりやすい解説

高麗歌謡
こうらいかよう
koryǒ kayo

朝鮮,高麗時代につくられた一群の詩歌形態で,特に民衆の間で広く伝えられた俗謡をいう。高麗王朝中期以後から末期にいたる時期 (13~14世紀) につくられたと考えられる。「別曲」「長歌」「古俗歌」などとも呼ばれる。多くは6句体を基準とする詩連がいくつか重なり,連と連との間に囃子 (はやし) 言葉が入る。大部分は作者が伝わらない。内容はおおむね恋愛感情あるいは離別の悲しみをテーマとしている。現在『楽学軌範』『楽章歌詞』『時用郷楽譜』などの文献に三十余編が伝わっている。

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