…《古事記》や《万葉集》には,〈花鬘〉〈菖蒲(あやめぐさ)鬘〉〈柳鬘〉〈日影鬘〉〈玉鬘(縵)〉などの名が見える。中世の猿楽の能の面とともに用いる鬘帯(かつらおび)は,この古代の風習を受け継いだものである。また狂言の女の扮装に頭部を巻き包む鬘巻(かつらまき)(桂包)などがあるが,もともとこの鬘巻スタイルは中世の女性が働くとき長い垂髪をまとめるために布で包み結んだもので,歌舞伎などにもこの風俗が残っている。…
※「鬘帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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