鬼の俎・鬼の雪隠(読み)おにのまないた・おにのせつちん

日本歴史地名大系 「鬼の俎・鬼の雪隠」の解説

鬼の俎・鬼の雪隠
おにのまないた・おにのせつちん

[現在地名]明日香村大字野口

檜隈大内ひのくまおおうち陵の西約三〇〇メートルの道の両側にある。もとは丘陵南斜面に営まれた南向きの横口式石槨の基底石(鬼の俎)と、巨石をくり抜いた蓋に相当する石(鬼の雪隠)である。古墳はすでに封土をまったく失い、さらに蓋石も下の畑に転落している。昔、この後ろの山に鬼がいて、人や獣をとってはこの俎の上で料理して食い、下の雪隠で用をたしたとか、鬼の出たところはきりが峯という坂路で、鬼は通行人を見ると霧を降らせ、迷ったところを捕らえたとかいう伝説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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