日本歴史地名大系 「鬼伏村」の解説 鬼伏村おにぶしむら 新潟県:西頸城郡能生町鬼伏村[現在地名]能生町鬼伏烏帽子(えぼし)山(三三九・六メートル)北西麓が日本海へ迫る所にある崩山(くずれやま)に、北陸道に沿って立地。もとは港があり、大船も停泊できたが、大崩れのため埋没したという(頸城郡誌稿)。現在の地形からも十分それが証せられ、地名を崩山といい、西方に糸魚川(いといがわ)市間脇(まわき)集落があることもこれを物語る。天正一〇年(一五八二)五月二六日の上杉景勝過所(蓼沼文書)に「きはよりのひきやく弐人可通也」として「おにふし」の地名がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by