鬼目突(読み)おにのめつき

精選版 日本国語大辞典 「鬼目突」の意味・読み・例文・類語

おにのめ‐つき【鬼目突】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 節分の夜、柊(ひいらぎ)の枝などに鰯の頭などをつけて戸口に飾ったもの。めつきしば。
    1. [初出の実例]「年斎拾唾曰、節分の夜柊の葉を門の口にさして、鬼の目突と名付」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)一二月)
  3. 植物ひいらぎ(柊)」の異名。〔日葡辞書(1603‐04)〕

鬼目突の補助注記

節分の夜に、鬼を追い払うまじないに家の門口に枝を差しておくところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android