鬼菱(読み)おにびし

精選版 日本国語大辞典 「鬼菱」の意味・読み・例文・類語

おに‐びし【鬼菱】

  1. 〘 名詞 〙 アカバナ科の水生一年草。本州の池、沼などの泥中に生える。ヒシ品種で、全体によく似ているが、果実に太い四本の刺があり、二本しかないヒシと異なる。おとこびし。
    1. [初出の実例]「何国いかなる村里にも池川には鬼ひし多く生る。みな喰ふものなり」(出典:百姓伝記(1673‐81頃)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼菱」の解説

鬼菱 (オニビシ)

学名Trapa bispinosa var.japonica
植物。ヒシ科の浮葉性一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android