魂呼ばい(読み)タマヨバイ

デジタル大辞泉 「魂呼ばい」の意味・読み・例文・類語

たま‐よばい〔‐よばひ〕【魂呼ばい】

たま呼び」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「魂呼ばい」の意味・読み・例文・類語

たま‐よばい‥よばひ【魂呼・招魂】

  1. 〘 名詞 〙 死人の魂(たましい)を呼びかえすこと。また、その呪法死者の出た家の屋根に登り、大声で死者の名を呼ぶなどするもの。明治時代まで広く行なわれていた。魂呼び。
    1. [初出の実例]「昇東対上〈尚侍住所〉魂呼」(出典小右記‐万寿二年(1025)八月七日)
    2. 「されば唐土の魂呼(タマヨバヒ)とてむなしきからだを呼生たるその例多し」(出典:浮世草子新可笑記(1688)二)

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世界大百科事典(旧版)内の魂呼ばいの言及

【魂呼び】より

…臨終のときとか,急死の場合とかに死者の名を呼び蘇生(そせい)させようとする行為。魂呼ばいともいい,とくに若者や産婦の死のときに行われる。愛媛県では急死者の場合には〈ひとよび〉といい,男が屋根の棟に登って名を呼ぶ。…

※「魂呼ばい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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