魔の沼(読み)マノヌマ(その他表記)La Mare au diable

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魔の沼」の意味・わかりやすい解説

魔の沼
まのぬま
La Mare au diable

フランスの女流作家ジョルジュ・サンドの小説。 1846年刊。3人の子供をかかえて再婚話のために相手方におもむく農民ジェルマンと,他村に奉公に行く貧農の娘マリーが,霧に行き迷い「魔の沼」のほとりに一夜を過し,曲折を経て結ばれるまでを描く。ベリー地方の田園背景に,素朴な自然と心情をたたえた,独自の「田園小説」。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む