曲折(読み)キョクセツ

デジタル大辞泉 「曲折」の意味・読み・例文・類語

きょく‐せつ【曲折】

[名](スル)
1 曲がりくねること。折れ曲がること。
「人通りの少ない夜寒の小路を―して」〈漱石・こゝろ〉
2 物事がさまざまに入り組んで変化をすること。また、込み入った事情。「曲折を経る」「紆余うよ曲折」
[類語](1)屈曲・屈折・折れる・曲がる・うねうね・くねくね・うねくね・紆余曲折・紆曲・紆余・蜿蜒・羊腸・折る・へし折る・手た折る・畳む・折り畳む・折り重ねる・折れ曲がる・折り曲げる・折損・ちぎれる・切り離す・張り裂ける・断ち切る・真っ二つ・ばらす・ぽっきり・ぽきり・ぼきぼき・ぽきぽき・ぼきり・ぽきん・ぼきん・ばきばき・ぱきぱき・めりめり・みりみり・ばりばり/(2)経緯・過程・いきさつ・顛末・一部始終・プロセス・始末・次第・子細・やりにくい・しにくい・言いにくい・難しい・小難しい・しち難しい・一筋縄では行かない・なかなかでもない・苦手・気が進まない・ふてぶてしい・困難・至難・度し難い・手ごわい・てこずる・難問・難題・難関・きつい・停頓・行き悩む・言いよどむ・壁にぶつかる・壁に突き当たる・埒もない・膠着こうちゃく・にっちもさっちも・もたつく・手間取る・行き詰まる・いたちごっこ・停滞・もたもた・暗礁に乗り上げる・紆余うよ曲折・難渋・頓挫・しち面倒・しち面倒臭い・煩雑・ややこしい・もがく・面倒・やっかい・苦慮・悪戦苦闘・難行苦行・難航・試行錯誤・あがく・苦戦・難物・荊棘けいきょく・あぐねる・デッドロック・窮する・阻害・不自由・ままならぬ・不如意・立ちはだかる・立ち往生・足踏み・多事多難・ぐずつく・もつれる・手が込む・手詰まり・とどこおる・とちる・四苦八苦・暗中模索・逆風・水をさす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「曲折」の意味・読み・例文・類語

きょく‐せつ【曲折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( ━する ) まがりくねること。折れまがること。また、折りまげること。きょくせち。→紆余曲折。
    1. [初出の実例]「進退曲折必有レ揖、但廊内不レ揖」(出典:権記‐寛弘八年(1011)六月一三日)
    2. 「この間植木を好みて、ことやうに曲折あるを求めて目を喜ばしめつるは」(出典:徒然草(1331頃)一五四)
  3. ② ( ━する ) 状態が変化すること。状態に変化があること。移り変り。変化。改変。
    1. [初出の実例]「此内若雖二一事一、存二曲折一令二違犯一者〈略〉神罸冥罸於レ各可二罷蒙一也」(出典:御成敗式目(1232)起請)
    2. [その他の文献]〔繁欽‐与魏太子書〕
  4. ③ 物事のこみ入った事情。また、そのすべて。一部始終。いきさつ。委曲。委細。
    1. [初出の実例]「周密に心を用ひ、曲折を尽し、詳細を極むること、実にその所長にして」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    2. 「とても他の者に自分の深い感情の曲折(キョクセツ)を伝へ得る者ではない」(出典:夫婦(1904)〈国木田独歩〉三)
    3. [その他の文献]〔史記‐李将軍伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曲折」の読み・字形・画数・意味

【曲折】きよくせつ

ことの経過。〔史記、李(広)将軍伝〕(衛)、上書して、天子に軍の曲折を報ぜんと欲す。廣~曰く、尉罪無し。乃ち我自らを失へり。吾(われ)今自らを上(たてまつ)らんと。

字通「曲」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む