魚羹(読み)ぎょかん

精選版 日本国語大辞典 「魚羹」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐かん【魚羹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 魚を材料にして火にかけて作った料理の意 ) そぎ切りにした魚と野菜の入った雑煮風の汁ものをいう。
    1. [初出の実例]「げにもかんのないでござあった。さたうやうかん、ぎょかん、ちょっかん、うんせんか、もんぜんか」(出典:虎明本狂言・文蔵(室町末‐近世初))
  3. 羹を型に入れ、魚の形にこしらえて、飾りつけたもの。〔庖丁聞書(室町末か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む