鮒鮨(読み)フナズシ

デジタル大辞泉 「鮒鮨」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ずし【××鮨】

れ鮨一種塩漬けにしたあと、塩を洗って米飯と交互に漬け込み、重石おもしをして自然発酵させたもの。琵琶湖名産 夏》「―や彦根の城に雲かかる/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「鮒鮨」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ずし【鮒鮨】

〘名〙 腹びらきにして内臓をだした鮒を塩づけにして自然発酵させたなれずし。こうじを加えたご飯の中に漬けて作る早ずしもある。大津名産。《季・夏》
延喜式(927)三九「大宰府 鮒鮨一百七十八斤五缶」

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