鯰髭(読み)ナマズヒゲ

デジタル大辞泉 「鯰髭」の意味・読み・例文・類語

なまず‐ひげ〔なまづ‐〕【××髭】

ナマズひげに似た細長い口ひげ。また、そのような口ひげの人。
《多くなまずひげを生やしていたところから》明治初期に、官吏をあざけっていった語。

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精選版 日本国語大辞典 「鯰髭」の意味・読み・例文・類語

なまず‐ひげなまづ‥【鯰髭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鯰のひげのような細長い口ひげ。また、そのような口ひげをはやしている人。
    1. [初出の実例]「終日終夜歌妓幇間をつどへ鯰髯(ナマヅヒゲ)の薼を払はせ」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八)
  3. 明治初期に、官吏をあざけっていった語。当時の官吏に鯰のような口ひげをはやした者が多かったところからいう。
    1. [初出の実例]「いはゆる官員と称する薩長土肥の鯰髯(ナマヅヒゲ)、鰌髯(どぜうひげ)が」(出典:江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉九)

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