鰺ヶ沢街道
あじがさわかいどう
弘前城下と鰺ヶ沢(現西津軽郡鰺ヶ沢町)を結ぶ街道で、鰺ヶ沢道とも称した。
正保二年(一六四五)の津軽郡之絵図には弘前から鰺ヶ沢までの道に一里塚が七ヵ所設置されている。また翌三年の津軽弘前城之絵図(内閣文庫蔵)に「秋田ヘ出ル本道」とある。慶安二年(一六四九)の津軽領分大道小道磯辺路并船路之帳(八木橋文庫蔵)によれば、街道は大間越(現西津軽郡岩崎村)から弘前城下を経由して、南部へ抜ける大道筋の一部分を形成し、鰺ヶ沢からは、舞戸(現鰺ヶ沢町)・十腰内・高杉・弘前の順であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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